病害虫対策(畑の住人)



【プランターとクヌギの木】

1200×1700mmの特大プランターと大きなクヌギの木。
プランターは春先に95℃60分の加熱殺菌を実施しました。クヌギの木は落ち葉堆肥の材料になります。加熱殺菌のおかげで害虫が発生せず、雑草もほとんど生えないので楽でした。…ですが、9月あたりになると色々な虫がやってきます。

【主な病害虫】

①コガネムシ

緑色のカナブンです。クヌギの木の住人。成虫は大丈夫なのですが…、幼虫が生姜好きなのが問題。

栃木県では10月に入るとコイツ(右)が現れます。
「ネキリムシ」と呼ぶ人もいるようですが、ネキリムシは他にもいるので、ここでは「コガネムシ(幼虫)」と呼びます。
大きなアゴと、前の方についている6本の脚が特徴。脚に対して胴が長いので、移動するときは背中を下にして動くようです。見ていると1分くらいで地中にもぐります。
生姜が生えているうちは浅い場所にいますが、収穫後は深い場所で越冬するようです。

②毛虫

生姜の葉をかじっていた毛虫です。10月中旬になると近くの草が枯れて、さらに虫が集まります。
生姜の葉と一緒に土手の下へポイッ。

③小さなイモムシ

11月になるとカマキリやジョロウグモなどが卵を産みますが、彼らは夏場に虫を食べてくれる「益虫」。
正体不明のイモムシは…、収穫後なので放置して、土を耕してもらいます。ミミズも少し入れました

【被害状況】

コガネムシ(幼虫)は、こんな感じに根本をパクパク食べます。で、葉が「パタ」と倒れます。「ネキリムシ」という名の由来?
コガネムシ(幼虫)の姿を見たら、すぐに収穫してしまいましょう。

【スチームによる土壌殺菌】

4月になったらスチームで殺菌します。95℃以上で60分加熱すれば、害虫の他、雑草の種も処理できます。
そして何よりも、連作障害が起こらない事が自慢。2011年から初めたので、連作になりますが、連作障害の心配はありません。

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