生姜の分類・品種
(1)大生姜
甘酢ガリ、紅ショウガの原料になる大粒の生姜です。主な生産地はタイ、中国(南部・山東省)、九州、四国、和歌山、関東北部です。
収穫時期や保存期間により「新生姜」「根生姜(ヒネ生姜)」に区別されます。「八郎」「お多福」「大身(印度)」等が代表的な品種です。
収穫までに、最高温度20℃以上の日が約100日必要です。良い土を使えば、家庭菜園で無農薬栽培も可能です。プランター栽培の場合は、20L以上のプランターに1株が目安。草丈が1mを超えるので、倒れないように対策が必要です。
品種 | 各画像をクリックすると拡大表示されます | 特徴 |
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(2)中生姜
「新しょうが」の商品名で有名ですね。「小生姜」よりも太目で、「房州」「らくだ」等があります。
2012年に「房州」と「らくだ」を試験栽培しましたが、「房州」は黒土など水はけの悪い土では育ちませんでした。「らくだ」の方が育てやすそうです。
生姜に限らず、根の呼吸が止まると「根ぐされ」を起こします。水田跡地や黒土等の水はけが悪い環境は、生姜栽培には不向きです。
(3)小生姜
生で味噌をつけて食べる他、魚料理のつけ合わせに利用されます。焼き魚に付いてくる、細長く加工された生姜は「はじかみ」と呼ばれます。
「三州」「谷中」などの他、「葉生姜」と言われる生姜ですが、まれに大生姜の小さな粒が「小生姜」として流通する事もあります。赤い色が特徴の「金時」も「小生姜」の一種です。
「三州」は丈夫な品種なので、プランター栽培にお勧めです。2012年には、14L(後から2L土寄せを2回したので合計18L)の土で3株育てる事ができました。